education

人文社会系の適正な規模とは(続き)

昨日に引き続き、今度は大学院段階における専攻分野別構成をみてみよう。資料は引き続き、「教育指標の国際比較」(平成25年)による。なお、大学院段階については、独の数字はないので、露の例を引く。 日本 英国 仏国 露国 韓国 人文・芸術 9.2 11.4 28.4 …

人文社会系の適正な規模とは

人文社会系の学部の廃止・転換に関する文科省の通知についてどのように考えたらよいのか。この問題を考えるための基本的な事実を確認しておきたい。 文科省の通知とは以下のとおりである。 「人文社会科学系学部・大学院については、18歳人口の減少や人材…

国立大学から人文社会系学部がなくなってしまう(?)

大学をめぐる出来事がニュースで扱われるようになってきた。 でも、大学に関する出来事(文科省の方針等)がニュースになって伝えられるころには、すでに方針は既定であるため、メディアを通した公共的な議論が大学政策に反映されるということにはならない。…

課題協学にふれて

私が務めている大学では、一年生必修の科目として「課題協学科目」というものがある。 学生は、講堂で授業テーマの説明を聴き、くじびきで順番を決めて、希望のクラスを選択する。1テーマあたり150名のクラスを学部混成で編成する。この150名をさらに50名の…